お気に召すまま@シアタードラマシティ
2007.08.08(Wed)
2007年8月8日、昼公演。
演出:蜷川幸雄
出演:成宮寛貴・小栗旬・吉田剛太郎・田山涼成・高橋洋・月川悠貴・大石継太 ほか

初めて見たシェイクスピアの作品は「真夏の夜の夢」だった。中学校の芸術鑑賞会で上演されたものだ。それ以来だから実に十数年ぶり。自分から進んで見たのは今回が初めてなのだけれど。

今回は蜷川幸雄演出のうち出演者がすべて男性のみの「オールメールシリーズ」として上演されたものの再演。
若き騎士オーランドーと前侯爵の娘ロザリンドとの恋を軸に、アーデンの森で展開する恋愛喜劇。
(梗概は、オフィシャルブログや書籍で確認されたし。)

元々展開が多少急に感じられる部分がある作品だけれど、それを補って余りあるほどおもしろかった。演出による効果があるにせよ、16世紀末に書かれた戯曲が400年経っても色あせないことに改めて驚く。安心して、うっとりと楽しむことができた。

6月に観た「薮原検校」では、舞台装置はとにかく削ぎ落とされて、多数の綱で世界が表現された。それとは対照的に、本作では本物かと見紛うような深い森が舞台上に現れた。天から射す光は木洩れ日。場面転換でため息が出た。

演者の中では、ロザリンドの従妹で、彼女とともに森へ逃れるシーリアを演じた、月川悠貴さんがすばらしく美しかった。声も涼やかでよかった。そして、前侯爵を演じた吉田剛太郎氏のどっしりした演技。決して出番が多いわけではないけれど、印象に残った。
わたしにとっては、この二人が今日のベスト。
主演二人も良かったことは、もちろんだけれど。

一昨年に見た「天保十二年のシェイクスピア」で歌われた歌詞には、「もしもシェイクスピアがいなかったら」というものがあった。帰り道、そのことを思い出した。



// 23:59 // 舞台の話 // Trackback(0) // Comment(0)
<<残暑? | ホーム | はりきりすぎ>>
コメント
 コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

 トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| Home |